英語でやってしまいがちなミス:クォーテーションマーク編
- Jessica Sakuma

- 1月13日
- 読了時間: 3分
更新日:1 日前
文法やスペルが完璧な英語でも、「日本人が書いた英語」だとネイティブには一瞬でバレてしまうことがあります。なぜでしょうか?
その理由はいくつかあるのですが、最も分かりやすいものの一つが「クォテーションマークの間違った使い方」です。
多くの日本語人は「かぎ括弧や二重かぎ括弧をクォテーションマークに置き換えたら良い」と考えていますが、それは大きな間違いです。

クォテーションマークには、「ユーモアを含ませる」/「違和感を込める」などの利用方法があり、間違った使い方は誤解や不信感を与えてしまうリスクなあり、最悪なケースでは相手を不愉快な気持ちにさせてしまうこともあります。
そうしないためにも、正しいクオテーションマークの使い方を理解しておく必要があります。
まずは、日本語のかぎ括弧と二重かぎ括弧、英語のクォテーションマークのルールを確認してみましょう。
日本語のかぎ括弧と二重かぎ括弧 | アメリカ英語のクォテーションマーク | |
① 引用 | ◯ | ◯ |
② セリフ | ◯ | ◯ |
③ 著作物の名前 | ◯ | ◯ |
④ 固有名詞 | ◯ | ✖️ |
⑤ 定義 | ◯ | ◯ |
⑥ 強調 | ◯ | ✖️ |
実は、同じような使い方をすることもあるんです。
ただ、問題は「④固有名詞」と「⑤強調」です。
日本語では、「特に注目してほしい箇所にかぎ括弧をつける」ことが一般的で、文章を読みやすくするためのテクニックでもあります。
ただし、英語ではクオテーションマークは何かを強調するために使うことは絶対にありません。
英語では、次のような方法で使うのが一般的です。
・皮肉や懐疑を表す
・書き手が納得していないことを表す
・書いてある言葉と逆の意味でわざと使う
クオテーションマークを多用することにネイティブが慣れていません。日本語のかぎ括弧をそのままクオテーションマークに差し替えてしまうと、ネイティブにとって読みにくい文章になるだけではなく、意図していない悪い印象を与えてしまう可能性があります。
もちろん、ネイティブは「皮肉や嫌味を含め」たり、「敢えて笑い取る」ために意図的に使うことはありますが、ビジネス文章、プロモーションコピーなどではそうした使い方をするケースは少ないように思います。そうなると、ビジネスでクオテーションマークを目にすることは必然的に少ないことがお分かりかと思います。ここだけの話ですが、納品した英語にお客様はクォテーションマークが追加してしまうことがあるのですが、それにより意図せぬ意味が含まれ爆笑したことも少なくはありません。
最後に、とてもおもしろいニュースを一つ。実は英語ネイティブでもクオーテーションマークの使い方を間違えることが少なくはありません。そのため、最近は間違った使い方を「scare quote(注意喚起の引用符)」と呼ぶようになってきました。
それくらい話題性のあるクオテーションマークですから、「scare quote」と呼ばれることのないよう、正しく使いたいものですね。

