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ブログ「翻訳虎の巻」
HONYAKU TORANOMAKI
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アメリカで人気の日本のモノ:抹茶編
日本に住んでいたことをアメリカ人に話すと、「日本人は、毎朝抹茶を飲むんでしょ?」と言われることがあります。 私は抹茶は好きですが、茶道風の抹茶を飲んだのは3〜4回しかありません。日本人でも抹茶を頻繁に飲んでいる人はそんなにいないですよね(笑)。 さて、抹茶の頻度はさておき、アメリカ人がこのような質問をする背景には、ここ数年のアメリカでの「抹茶ブーム」が影響しています。 少し前まで抹茶は一般人が知らないような高額な商品でしたが、今では私の住む田舎のスーパーでも買うことができるくらい身近なモノになっています。 The Atlantic の The Matcha Problem (抹茶問題)という記事(2025年)には、抹茶のアメリカでの販売量は3年前と比べて86パーセント上がっていると書かれています。そのような国際的なトレンドが原因で、供給問題が発生するほどだそうです。もちろん、純粋にすべてが「抹茶」として販売されているわけではなく、「抹茶を利用した加工品」としての利用も多いのでしょう。それくらいアメリカでは抹茶は人気です。 抹茶がここまでアメリカで


英語のコピーライティングとは?
英語のコピーライティングは、「相手に伝えること」に加えて、「何かの行動を促すこと」を目的に行うものです。 一般的に翻訳では相手に理解しやすいよう簡潔で分かりやすい英語が良いとされています。一方でコピーライティングは相手に伝わることは大前提で、「驚かせる」/「耳に残る」/「興味がわく(興味付け)」/「買ってみたいと思わせる(購買意欲)」/「行動のきっかけになる(行動意欲)」/「疑問を持たせる」など人の心に訴えて、興味や意欲を向上させる英語にする必要があります。 しかしながら、効果的な英語コピーライティングを実現するのは簡単なことではありません。翻訳のように日本語から英語に置き換えるだけでは不十分で、「英語にすることで何がしたいのか」をしっかり理解したうえで、目標や目的に合わせた英語にする必要があります。 加えて、マーケティングの要素を踏まえ、「目を引く(インパクト)」/「分かりやすく伝わる(シンプル)」/「心を動かす(エモーショナル)」ような英語にしなければ意味がありません。 そのため、 英語コピーライティングは英語翻訳者のように言語のプロフェッシ


翻訳高品質を実現するためのポイント
翻訳の「品質」をあげるために注意すべきことはたくさんありますが、多くのケースでは複数の要因が欠落してしまっていることが多いのが現状です。そのため、翻訳品質に課題が多いのが正直な感想です。 本記事では、どうすれば高い品質の翻訳ができるかという点にスポットをあて、翻訳業界側の視点から書いていこうと思います。 まず最初に、高品質な翻訳を実現するためのポイントを見てみましょう。 ① 営業担当のコミュニュケーション能力(ヒアリング力と提案力) ② コーディネーターのスキル(判断力、プロジェクト管理スキル) ③ 翻訳者のスキル(経験、表現力、テクニック) ④ 品質管理やチェックの体制(ルールやマニュアルの策定) ①、②は翻訳会社のスタッフであることがほとんどですので、経験からいかに多くのノウハウを習得し、活用できるかがポイントになります。 ③は、フリーランスと呼ばれる外部の翻訳者を活用しているのが一般的です。いかに有能な翻訳者を選定し、日々翻訳品質の向上に向けて情報交換できるかが重要です。 ④においては、翻訳者同様に優秀なチェッカーを確保するこ


英語でやってしまいがちなミス:クォーテーションマーク編
文法やスペルが完璧な英語でも、「日本人が書いた英語」だとネイティブには一瞬でバレてしまうことがあります。なぜでしょうか? その理由はいくつかあるのですが、最も分かりやすいものの一つが「クォテーションマークの間違った使い方」です。 多くの日本語人は「かぎ括弧や二重かぎ括弧をクォテーションマークに置き換えたら良い」と考えていますが、それは大きな間違いです。 クォテーションマークには、「ユーモアを含ませる」/「違和感を込める」などの利用方法があり、間違った使い方は誤解や不信感を与えてしまうリスクなあり、最悪なケースでは相手を不愉快な気持ちにさせてしまうこともあります。 そうしないためにも、正しいクオテーションマークの使い方を理解しておく必要があります。 まずは、日本語のかぎ括弧と二重かぎ括弧、英語のクォテーションマークのルールを確認してみましょう。 日本語のかぎ括弧 と二重かぎ括弧 アメリカ英語の クォテーションマーク ① 引用 ◯ ◯ ② セリフ ◯ ◯ ③ 著作物の名前 ◯ ◯ ④ 固有名詞 ◯ ✖️ ⑤ 定義 ◯ ◯ ⑥ 強調 ◯ ✖️...


英訳が難しい日本語:こだわり
翻訳者・コピーライターのジェシカです。 「翻訳」は「ある言語を異なる言語に置き換えること」です。ほとんどの場合、置き換えだけでは完璧な文章にすることはできません。。 翻訳者はより分かりやすい文章にするため、様々な情報を収集しながら、最適な単語選びや表現を考えながら翻訳を進めています。 一見、シンプルで単純な日本語でさえも、翻訳するには多大な時間と労力を要することが多いものです。 今回、例として紹介したいのは「こだわり」という日本語です。 日本語では、ポジティブに良い意味で利用することが多いかと思います。 辞書を引いてみると「pickiness」、「fixation」などが英語の意味としてでてきます。ただし、これらの英語には「異常な執着」「好き嫌いが激しい」のようなニュアンスが含まれ、日本語本来の意味を正しく伝えることができません。 根本的な部分から意味を解釈して、日本語の利用用途にあった「生きた英語」にするのが翻訳者の腕の見せ所です。 具体的な「こだわり」の意味をいくつか考えてみましょう。 ① 飲食業界においての「こだわり」 「こだわりの食材」は


「翻訳」とは?
「翻訳」の定義 「翻訳」とは、『ある言語の文字を他の言語に置き換えること』を言います。日本語から英語への翻訳の場合、日本語で書かれた文字を一字一句違わず英語にすることが翻訳の基本的な考え方です。 翻訳の際に、「直訳ではなく意訳して欲しい」という要望をよく耳にしますが、実はこの依頼方法には矛盾があります。 先述のように「翻訳」というのは言葉の置き換えが基本となります。つまりは、「翻訳=直訳」なのです。一方、「意訳」は書かれている内容を理解したうえで、読み手により分かりやすい表現に書き直すことです。「翻訳」と言うよりは、むしろ「ライティング」や「リライト」という業務領域に近いものです。 「翻訳」と「ライティング」はどちらがいいのか? では、「翻訳」と「ライティング」はどのように使い分けをしたら良いのでしょうか。 翻訳業界の原則で言えば、金融や法務など正確な情報伝達が必要なケースでは「翻訳」、映画や書籍などエンターテイメント性の高い内容には「ライティング」で対応するのが一般的です。 「翻訳」と「ライティング」を組み合わせると・・・...
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